比例道

アレックス・カーンズ氏が自殺した理由(ロビンフッドのオプション取引)

2022年2月11日 01:36 ・ 投機 ・ 元の記事
2020年に大学生のアレックス・カーンズ氏が自殺した。ロビンフッドアプリでオプションを取引して73万ドルの損失を出したと勘違いしての自殺だ。ロビンフッドがカーンズ氏の取引を公開しないため、自殺の原因となったオプションの詳細は分からない。
最初はオプションを売った後インザマネーになったのかなと思った。しかし、オプション裸売りではかなりの証拠金が要求される。カーンズ氏がそれだけの元手を持っていたとは考えにくい。
調べると、カーンズ氏はオプションのブルプットスプレッドを組んでいたのではないかと推測したForbesの記事を見つけた。この記事で納得した。ブルプットスプレッドは実際は損失限定だ。記事にあるように売った方のプットの買い手から株を買う資金を用意しなければならないとカーンズ氏は勘違いしてしまったようだ。実際の満期日にはその買った株をすぐに時価で売れる(自動的に)ので、その差額分しか支払う必要がない。既にもらっているプレミアムによっては支払いがなく利益になることもある。
スプレッドを仕掛けた時に損益曲線を見たはずで、それを信じていればよかったのだが、初心者なので自分が勘違いをしてしまったと思ったのだ。気の毒に。

私も投機で失敗して自殺した人を知っている。商売で失敗しても自己破産して再起できるが、投機で失敗しても一般には自己破産はできないからだ。実は自己破産できるという情報もある。死にたくなる気持ちは理解できるが、死ぬ前に他人に相談するとか、調べるとかしてほしい。

成功した著名投資家は、一部の例外を除き破産寸前まで行ったことがある人ばかりだ。失敗するのが普通なのだ。最初は10万円の損失でも気持ちが落ち込むだろう。しかし、その経験を次に生かして勉強を続けると、1億円の損失でも冷静に受け入れられるようになる。もちろんそうなるまでには何百回も失敗する。

失敗してもやり直せるのを特に若い人には知ってほしい。特に東京はタダでご飯がもらえる場所がたくさんあるので、どうしてもダメでもあきらめずに、そういう場所を探してほしい。

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