アルカロイドが効かない体質
アルカロイド系物質は脳に働きかけ、鎮痛、中枢神経興奮、覚醒などの作用がある。似ているものとしてセロトニン、ドーパミンがありこれらはアミンと呼ばれる。これも脳に働きかける。
実験をしてわかったのだが、私にはアルカロイドもアミンも効かない。麻酔は全て効かないし、全ての種類の抗精神薬(たいてい抗うつ剤として処方されるもの)を限度いっぱいに摂取してもまったく何も変わらなかった。成人に許される量の3倍の量を摂取したこともあったが、頭も身体も何の変化もなかった。この手の薬はシナプスで効くようになっているのだが、私のシナプス受容体は数が少ないのか、全く効かない。シナプスにたどり着く前のどこかで分解されてしまっている可能性もある。毒ガスのサリンもシナプスで効くんだが、私に効くのだろうか。試してみるにはリスクが大きく試す気にはならない。トリカブトの毒も効くかどうかあやしいが、これも試す気はない。
シナプス受容体の数が少ない説は、おそらく合っていると思う。私は困難な状況をくつがえすための作戦を立てているときやその作戦を実行しているときに、おもいっきり多幸感を味わう。シナプス受容体が少ないのに多幸感を味わえるのは、自分の前シナプスから放出される神経伝達物質の量が多いからだ。逆に言うと発生する神経伝達物質の量がもともと多いから、それの影響を普段から過度に受けないためにシナプス受容体の数が減ったのだろう。一種のホメオスタシスだ。
麻酔が効かないのは外科手術を受けるときに不便なだけだが、覚せい剤が効かないのはなんかの役に立たないだろうか。私が研究者でなくて麻薬取締Gメンだったらよかったかもしれない。
コーヒーの香りは好きなのだが、飲んでも元気が出たりはしないし、目が覚めたりもしない。これは子供のころから不思議だったのだが、理由はあったのだ。私にはカフェインは効かない。タバコを吸っても気分が良くも悪くもならないので、火を点けるのが面倒で吸わない。ニコチンも効かないからだ。